作業療法士が語る精神科

精神科について語ります

医者は選べ!

前回の記事で統合失調症について書きました。そこでは病気は治るのではなく自分で治すものだということについて触れました。

 

では実際に何をすればいいのか?一つ目がお医者さん選びです。

 

お医者さん選びといっても最初から「この人は大丈夫だ!」や「この医者はだめだ。」とわかっていれば苦労はしません。

なので吟味する方法・手段について整理してみました。

 

①薬について

薬は一昔前に比べると、安全でなおかつ効果の大きいものが増えてきました。今の時代多剤併用はあまりよくない風潮にあります。入院時にはしっかりとお薬での治療がされるわけですからそれもあり得るでしょう。しかし退院後も同じ薬がずっと続く、自分の症状に比例して薬が減っていかないなどがあると処方の仕方に疑問を持つようにしましょう。

医者のなかには薬だけが治療だと思っている恐ろしい人もいるので、お薬だけに頼らない方法で改善を目指すことをしているかもポイントです。

 

②診断について

精神科の医者だから、どの病気も大体の知識があるはず。実はそんなことまったくありません。私が見た医者の中にはどの病気も同じ診断をつける医者がいました。その人は高齢で病院の立場もかなりえらい位置にいましたが古い考えだなと思う場面がちらほらと。一概には言えませんが、院長だから平気って考えてる人がたまーにいますが逆にその考えは危険な場合が多いですよ。

診断のポイントとして、まずは診断を告知してもらい根拠のある説明をしてもいましょう。自分はなんの病気でなにをすればよくなるのかを医者と共有して下さい。

 

次にすぐ診断されるのは危険。精神科の病気って判断が難しいんですよ。同じ病気でも違う症状が出てきますし、違う病気でも同じような症状が出たり。診断は慎重に、その時の症状と過去のエピソード等も絡めて診断基準に沿って正しい診断をしてもらいましょう。

 

とりあえず①、②で話した内容に関しては最低限相手を見極める材料にしましょう。

またリスクを減らす方法としては自分から学ぶ姿勢を持つことが大事です!

薬について、病気について調べてみましょう。今の時代調べるのはそうそう難しいことではありません。

あと医者と自分だけの関係は避けましょう。なるべく医者意外に自分を見てくれる人を多く持ちましょう。デイケア訪問看護でもなんでもいいです。

月に一回、医者の診断時間5分よりも週に一回病院スタッフと30分以上を共有するほうが自分のことも知ってもらえます。

 

まとめ

①医者の判断は診察で見極める

②自分で病気について調べる

③医者以外に自分を見てくれる人を増やす